【ニーアオートマタ】全クリした感想、考察
おはようございます。しまおでございます。
B〜Eエンディング、トゥルーエンドってやつを全部確認したのでまとめていきやす。
Bルートまでの内容はコチラ↓
Bルートで発覚した重要な内容
<月面に逃げたはずの人類は絶滅していた。月面のデータサーバー内にゲシュタルト(人間の魂)の遺伝子データとレプリカント(人間の魂が宿る器)の構造データが残されているだけだった。>
Bルートはハッキングができるようになり、これまで確認できなかったアーカイブを見れるようになるため、世界観をより深く知ることができる。
それ以外はAルートと同じだけん進展があるのはCルート。
ここからはCルートの話です。
2B破壊される
アダムとイヴを倒した2Bと9S。しかし機械生命体の攻撃は続いており、戦いも続いていました。さらに、バンカーにはバックドアが設置されていてウイルス汚染によりバンカーもろとも破壊されてしまいました。
なんとか地上に逃げ切った2Bと9Sですがバンカーが壊れたことによりデータアップロードもできなくなり、機体の代替えもなくなりました。
そこで2Bはウイルス感染。A2に破壊されてしまいます。
・・・いやあ、まさかね。A、Bルートでずっと一緒だったしかもあんなに素敵な2B様がここで離脱なんて。救われねえw
この同時刻に地下から巨大な塔が出現し、9SとA2を切り替えながらこの内部に向かっていきます。
物語の伏線が回収されていくのはこの塔の中。機械生命体の本体とも言えるような場所で大きく進んでいきます。
機械生命体は様々なネットワークの形を模索していたんだけど、最終的にはある人間の一つの思考データをネットワークのベースにしたようです。
これはもしかしたらニーアのことなのでは、だから内部にニーアレプリカントの時に登場した場所も出てくるんじゃないかとか妄想したり。
これが機械生命体のコアとなり人間のように感情を作り出している。
また、ヨルハ部隊のブラックボックスは機械生命体のコアを流用している。
感情を形作る物自体は機械生命体もヨルハ部隊も同じものを使っているという事実がわかります。
ゲーム内では人間の亡霊と戦い続けていたという表現をしていますね。
個人的に辛かったのが塔の中にある図書館のデータベースにアクセスと閲覧できるヨナの情報。
ニーアがヨナの崩壊体化を食い止めるために懸命に動いていたことを思い出し、ヨナの容態の詳細がここまで絶望的だったのかと思うと胸が痛みました。
機械生命体のネットワークから発現した自我データから、ヨルハ部隊の役割もこの塔の中で発覚します。
バンカーは、機械生命体が月面に人類がいると思わせるための囮だった。
これまで司令官にも開示されていなかった極秘情報
それは、9Sの別機体によりバンカーにはあらかじめバックドアが設置されており、はじめから機械生命体が侵入できるように設計されていたということ。
地球からバンカーに機械生命体が到達すれば、その時点で人類は月面にいると誤認している状態。このタイミングでバンカーを破壊してしまえば機械生命体は月に向かうだろうという考えです。
そしてこの機密情報に気づく恐れがあるのが高機能なSモデル、つまり9S。
2Eという機体がSモデルが機密情報に触れないよう処刑役として同行することがヨルハ部隊を編成する際に決められています。2Eは2Bという名前に偽装して。
ヨルハ部隊は絶滅した人類の指揮のもと、アンドロイドの戦闘意識向上という名目で編成された、機械生命体をおびき寄せるための捨て駒に過ぎなかったということです。
おまけに2Bは9Sを処刑するために同行していたいわば監視役だったという始末。
A2は2Bの戦力向上のため戦闘データを回収する特攻隊のモデルでした。
A2はそれでも進み、9Sと対等するもハッキングで助けた後、機械生命体のネットワークの破壊に成功します。
塔の崩壊とともに
A2「こんなに世界が綺麗だなんて。みんな、今行くから。」
真珠湾降下作戦で犠牲になった仲間のもとへ。
Cルートエンド。
Dルートは冒頭のサムネイルにもなっている画面で9Sを選ぶと進行します。
ここではA2も9Sも生き絶えてしまいますが、塔から射出されたロケットのようなものを見ることになります。
9S「2B、そこにいたんだね。」
塔の目的自体は当初、月面のアンドロイドや人類を攻撃するための砲台の役割を担っていましたが、機械生命体の考えの変化からノアの箱舟的な役割に変わりました。
Dルートまで進むとこの時点ではヨルハ部隊は全滅しています。
しかしエンドロールでポッドが「この結果には納得ができない」とサルベージをはじめEルート開始。
シューティングをクリアすると場面が切り替わり、2B・9S・A2が修復、自我データも復元されハッピーエンドで終わります。
全員がネットワークから独立し、レジスタンスのような立ち位置になると思います。
ニーアオートマタヨルハエディションのパッケージの背面が3人で遊園地にいるシーンで描かれているのはこのEエンドのその後を暗示しているのではないかというのが僕の解釈です。
途中絶望はしたけど救われた。ああ、ハッピーエンドでよかった。
捨て駒として作られたアンドロイドが人類を救うという目的がなくなり、自分たちの境遇を認識した後、誰のために、何のために生きていくのか。
そんな3人の群像劇の続きが気になるような作品でした。
人類そのものが絶滅したままという点ではバッドエンドかもしれないですが、まだ限りなくゼロに近い小さな希望が残されている。そんな独特なメッセージ性もニーアならではかな。
良かった点
・考察しがいのある複雑な世界観
・2Bのキャラクターデザイン
・BGM
悪かった点
・シューティングパート
・アーカイブ回収の手間
・キャラの個性
総評
単体作品としてはストーリーもBGMもとても印象に残る作品でした。
ただ、前作ほどのインパクトはなかったです。
まだまだ考察したくなるニーアオートマタ。設定資料も欲しいなあと考えながら最後に大好きな曲はっちょくけん。