しまおのゲーム体験記

ハマったゲームのはなし、たまに別のこと

【FF7 リメイク】ミッドガルで終わるけど面白いの?

ども、しまおです。

本日は、FINAL FANTASY VII REMAKEについて語っていきたいと思います。

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〈生まれる前から伝説ー〉

 

さかのぼること23年前、スーパーファミコンからプレイステーションへセンセーショナルなデビューを果たしたファイナルファンタジーの7作目は、その練り上げられたストーリーや魅力的なキャラクターが日本国内外問わず多くの人々の心を掴み、今でも根強いファンが残る印象的な作品となりました。

 

そんなFFブランドを確固たるものにした、まさに伝説の作品のリメイクが2020年4月10日に発売されPS4ユーザーの間で賑わっています。

 

オリジナル版をプレイした人はもちろんのこと、僕のようにFF7にそこまで思い入れがなくても興味本位でプレイする方は多いのではないでしょうか。

 

FF7 アドベントチルドレンを観た誰もが夢見た「この画質でFF7をプレイしたい」という念願の思いがついに現実となり、ゲームではなくキャラクターのファンという人もこれを機にFFデビューされるのではないかと思います。

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〈でもミッドガルで終わりってボリューム的にどうよ?〉

 

約束された神ゲーと言われてもおかしくないFF7 リメイクですが、おそらく多くの方が心配されている「本作のボリューム」について、数字を出しながら語っていきたいと思います。

 

本作はパッケージの裏にも注意書きがしてあるように、分作のうち一作目にあたる作品となっています。

 

そして、この一作目で描かれる内容はオリジナル版の序盤にあたるミッドガル脱出まで。

 

当時ミッドガルで描かれたストーリーはおよそ5時間程度の物語導入部分であり、全体の5〜10%相当のお話しでした。

 

当然このボリューム感を一本の作品として扱うには内容の補填が必要になるため、その補填される内容が本作の評価の分かれ目だと思います。

 

おそらく、街の一風景を見るだけでその不安も払拭されるはず。

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(壱番魔晄炉の脱出時間も舞台の拡張に合わせて延長されたような。)

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今回、FF7 リメイクはディスク2枚組で容量が約100GB。様々な要素が追加、アップグレードされていることが容量から見て取れます。

 

アバランチのアジト、セブンスヘブンがあるスラム街ですら想像していなかった作り込み具合。

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現在のプレイ時間は約13時間半でチャプター18のうち8が始まったところ。

後半はエリアを自由に行き来できるとのことなので、一通りクリアするまでに40時間はかかると見ています。

 

直近の作品のFF15と比較すると寄り道をしながらクリア時間が約30時間だったので、ミッドガルだけでこのボリュームは一本の作品として十分に楽しめるものだと思います。

 

〈かさましだけで内容すかすかなのでは?〉

 

内容の補填でいえばサブクエストの内容が気になるところですが、ただのお使いクエストではなくストーリーとリンクしているのでやらされている感はありません。

サブクエストを進行することでエクストラクエストが発生することがあり、これがキャラの深掘りに繋がっていたりします。

「ティファの自宅で2人きり」なんてこともありますので、うん、とりあえずクエストはすべてこなします。(笑)

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フルボイスでキャラクターとのやり取りを堪能できるので、細かいやりとりが楽しいのなんの。本作のヒロイン投票があったらリメイク版はエアリスよりティファ派の方が多いんじゃないかと思わされます。(ジェシーもいいぞ〜)

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〈戦闘はコマンド式じゃなくてポチポチゲー?〉

 

端的に言うと、ATBゲージもあるしリミットブレイクもある。なのでコマンドバトルにもなる。

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ただ、ATBゲージがたまるまで「たたかう」をポチポチすることになります。が、これがもう最高に気持ちいい。

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バスターソードぶんぶんするだけで超気持ちいい。クラウドの動き、エフェクト、サウンド、全部素晴らしい。

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HP300ぐらいでチクチク戦ってたボスとまさかこんな戦闘をすることになるとは。

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〈ボリュームも内容も申し分ないとして、つまるところ、面白いの?〉

 

はい。面白いです。

 

当時描かれることの無かったミッドガルが今の社会情勢を俯瞰したような、サイバーパンクな世界観でより緻密に表現されていることに心を奪われました。

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初感では無駄な要素で焼き増しされた様子はなくミッドガルという舞台を一新し、一本の作品としてしっかり成り立たせている印象を受けました。

 

あの頃のFF7が23年越しにリメイクされたと思ったらストーリーの5〜10%の部分でおまけに改変されいる・・・なんて聞くととんでもない話しに聞こえますが安心してください。

 

FF7 アドベントチルドレンの舞台がミッドガルであったように、23年の時を経て描ききれなかった部分を見事に表現、リメイクしていますので。

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〜壱番魔晄炉がある上層の街はこういう設定だったのか。〜下層のスラム街の人たちはプレートの灯りが太陽の代わりだったんだ。とか

 

FF7でひとつのキーワードが星の生命と呼ばれるライフストリームです。

 

「ミッドガルでは神羅カンパニーがこのライフストリームを魔晄エネルギーとして地球から吸い上げており、下層に住む人々はその弊害を被っている。」

 

物語に置いてキーになる部分を一本の作品として仕上げたのも納得できる背景をミッドガルは抱えていたことをゲームを通して感じました。

 

いずれにせよ、新世代のFF7は始まったばかり。次回作の想像を膨らませながらガッツリやり込んでいこうと思います。